※助成金情報記事の最新版(23年度11月版)は以下からご確認いただけます!(23年11月8日追記)
子どもを支援する事業を始めたい、もしくは、続けたいと思っても、事業の資金調達に困っているという方は多いのではないでしょうか。
NPO法人/社団法人などの非営利団体の資金調達方法の一つに、助成金があります。今回は、学習支援/居場所づくり/子ども食堂など、子ども支援に関わる事業で活用できる助成金の一例をご紹介します。
助成金活用の考え方
助成金は、民間の財団や基金が特定の事業などを支援するために提供するものです。申請後、審査を通過できれば、返済不要なまとまった資金を手に入れることができます。
しかし、助成金の用途や期間には制限がある場合が多く、事業や会計の報告書を提出する義務があります。必要なタイミングを見計らって、計画的に申請することが重要です。
また、助成金額/期間/対象事業は、助成制度によって様々であるため、自団体の取組に適した助成制度を調べる必要があります。
子ども支援関連事業で活用できる助成金例
ここでは、学習支援/居場所づくり/子ども食堂など、子ども支援に関わる事業で活用できる助成金の一例を、助成額順にご紹介します。
※2021/6/23現在、助成先を募集していない制度も、今後のご参考までにご紹介しています。今後新規募集が行われない可能性もございますが、ご了承ください。
赤い羽根福祉基金(社会福祉法人中央共同募金会)
5つの支援部門(①子ども家庭支援部門、②高齢者支援部門、③障がい児・者支援部門、④災害支援部門、⑤地域福祉部門)を設け、各部門ごとのさまざまな社会課題を解決するための先駆的・モデル的な取り組みに対する助成を行っています。
助成額(前回):上限1,000万円
募集時期:未定(前回は、2021年1月18日締め切り)
URL:https://www.akaihane.or.jp/kikin/#07
赤い羽根共同募金(47都道府県共同募金会)
都道府県ごとに、さまざまな地域福祉の課題解決に取り組む民間団体に助成を行っています。詳細な助成プログラムは、各都道府県のページよりご確認いただけます。
助成額:都道府県による
募集時期:都道府県による
URL:https://www.akaihane.or.jp/bokin/
年賀寄付金による社会貢献事業助成(日本郵便株式会社)
「社会福祉の増進を目的とする事業」「青少年の健全な育成のための社会教育を行う事業」「開発途上にある海外の地域からの留学生又は研修生の援護を行う事業」など10事業に対して助成を行っています。
助成額(前回):上限500万円(活動・チャレンジプログラムのみ上限50万円)
募集時期:未定(前回は、2020年9月14日~2020年11月6日)
URL:https://www.post.japanpost.jp/kifu/
丸紅基金社会福祉助成金(社会福祉法人 丸紅基金)
障がい者、児童・青少年、高齢者関連のほか、女性保護、難病、貧困救済等、多岐に亘る福祉施設及び事業を対象としています。
助成額:上限200万円
募集時期:2021年5月17日~2021年6月30日
URL:https://www.marubeni.or.jp/
SDGs貢献プロジェクト(日本たばこ産業株式会社)
「格差是正」、「災害分野」、「環境保全」のいずれかの分野で、日本国内で実施する包摂的かつ持続可能な地域社会の発展に貢献する事業を対象としています。
助成額:上限200万円
募集時期:年2回(6月1日~6月30日、12月1日~12月31日)
URL:https://www.jti.co.jp/sustainability/community_investment/sdgscontribution/index.html
経済的困難を抱える子どもの学び支援活動助成(公益財団法人ベネッセこども基金)
経済的な困難を抱える子どもたちを取り巻く社会課題に取り組む団体に対して、自立的な事業継続や新たな事業へのチャレンジに中長期で取り組む事業(団体)に、複数年(最大3か年)の助成を行います。
助成額(前回):上限900万円(3か年総額)
募集時期:2021年11月
URL:https://benesse-kodomokikin.or.jp/subsidy/
子供の未来応援基金(独立行政法人福祉医療機構)
貧困の状況にある子ども等に寄り添って草の根で支援を行っているNPO等に対して支援を行います。
助成額(前回):上限300万円(少額支援枠は30万円または100万円)
募集時期:未定(前回は、2020年8月24日~2020年10月2日)
URL:https://www.wam.go.jp/hp/cat/kodomomiraikikin/
ドコモ市民活動団体助成事業(NPO法人モバイル・コミュニケーション・ファンド)
将来の担い手である子どもたちの健やかな育ちを応援する活動に取り組んでいる全国の市民活動団体に対して、助成を行います。
助成額(前回):上限最大100万円(対象事業によって異なる)
募集時期:未定(前回は、2021年2月15日~2021年3月31日)
URL:https://www.mcfund.or.jp/jyosei/
子ども育成支援事業(社会福祉法人 読売光と愛の事業団)
「子どもの貧困」問題の解消を主な目的としており、援助を必要としている子どもたちの支援活動をしている団体に対して、助成を行います。
助成額(前回):上限最大50万円
募集時期:2021年6月30日締め切り
URL:https://www.yomiuri-hikari.or.jp/report/post-342.html
つなぐ助成/くるくる基金助成(公益財団法人つなぐいのち基金)
児童の社会的養護施設や養護施設に入居する児童、難病児、一人親・里親・貧困家庭の児童など、社会的ハンディキャップを抱える子どもたちを支援する団体や事業プロジェクトに助成を行います。
助成額(前回):上限20~50万円(つなぐ助成)もしくは1~3団体総額90万円(くるくる基金助成)
募集時期:2021年5月8日~2021年6月27日17:00
URL:http://tsunagu-inochi.org/notice/application-for-grants/
その他の助成情報
今回は子ども支援事業で活用できる助成金をご紹介しました。その他の助成制度情報が気になる方は、文部科学省が提供している民間助成情報から最新情報を調べることができるので、是非ご活用ください。
※本記事の記載内容が全ての子ども支援団体にあてはまるとは限りません
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